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拡張現実（AR）に関しては、Appleは異例にも公開フォーラムで関心を示しており、ティム・クックCEOも複数のインタビューでこの技術について言及しています。こうしたことから、AppleのAR、そしておそらくVR（仮想現実）に関する計画は、iOS 11のARKitを通じてiPhoneに機能を組み込むだけにとどまらないと誰もが考えています。

CNETは、同社がARとVRの両方の体験を提供するVRヘッドセットを開発中であると報じています。このデバイスは社内コードネーム「T288」で呼ばれ、片目につき8Kの解像度を持つ16Kディスプレイを搭載しています。現在市販されているVRヘッドセットは片目につき4K解像度しか搭載していないため、これは非常に野心的な構想です。さらに興味深いのは、このデバイスはMacやiPhoneの電源を必要とせず、単体で動作するという点です。

AppleのVRヘッドセットには、周囲の状況を検知し、ARコンテンツを表示するためのカメラが搭載される可能性があると言われています。デバイスは、60GHz WiGigと呼ばれる高速ワイヤレス技術を搭載した専用ボックスに接続します。ボックスには、5ナノメートルのAppleプロセッサが搭載されています。

AppleのVRデバイスはすぐにはリリースされないだろうが、2020年中にリリースされる可能性があるとの報道もある。(CNET via TheVerge)