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AppleのiPhoneおよびiPad向けiOS 9アップデートは、何よりもパフォーマンスと安定性に重点を置いています。これは、このソフトウェアアップデートがオペレーティングシステムにもたらす大小さまざまな機能からも明らかです。Appleが導入した機能の一つに「低電力モード」があります。「設定」>「バッテリー」から起動できるこの特別なモードは、Apple Watchの省電力モードに似ており、iOSデバイスのバッテリー駆動時間を延ばす上で重要な役割を果たします。

低電力モードを有効にすると、デバイスの通常の動作時間に加えて最大3時間のバッテリー駆動時間が追加されます。設定からこの機能を有効にすると、デバイスのステータスバーにあるバッテリーインジケーターが緑から黄色に変わります。iOS 9の低電力モードは、iOSの特定の機能を無効にすることで電力を節約します。例えば、このモードを有効にすると、デバイスはメールの自動取得を停止し、新着メールを取得するにはメールアプリを手動で更新する必要があります。また、このモードでは、アプリのバックグラウンド更新と自動ダウンロードも無効になります。

それだけではありません。低電力モードでは、モーションセンサーの使用が減り、明るさも下がり、ネットワーク速度も低下するため、デバイスのパフォーマンスに影響します。しかし、iPhone、iPad、iPod touchのバッテリー駆動時間が3時間長くなるので、それほど大きなデメリットではないかもしれません。

iOS 9では、低電力モードに加え、iOSデバイスのバッテリー駆動時間を大幅に向上させるパフォーマンス向上も実現しています。Appleによると、この新しいオペレーティングシステムでは、特定のタスクにおけるデバイスの消費電力が50%削減され、バッテリー駆動時間が1時間延長されます。例えば、iPhoneは内蔵の環境光センサーと近接センサーを使って、画面を下にしてテーブルに置かれたことを検知し、通知を受信して​​も画面が点灯しないようにします。

iOS 9は秋に一般公開されます。現在開発者向けにベータ版が公開されており、パブリックベータ版は7月に公開される予定です。

iOS 9 のその他の機能については、こちらをご覧ください。