Buipe

iOS 13向けの脱獄アプリ「checkra1n」のリリースが日に日に近づいているようです。最新の情報として、脱獄アプリ開発者のサム・ビングナー氏が、自身の人気脱獄アプリ「TetherMe」がiOS 13搭載デバイスで動作することを予告しました。ツイートには、iOS 13で動作するTetherMeの動画が「#checkra1n」というハッシュタグとともに投稿されています。

この最新のcheckra1nティーザーがこれまで公開されたものと異なるのは、iOS 13に脱獄ツールの細工が初めて注入されている点です。これまでcheckra1n脱獄ツールの開発に関連して公開された画像には、iOS 13上でCydiaやZebraが動作しているものや、iOS 13のホーム画面にcheckra1nが表示されているものがありましたが、今回は実際に細工が注入されている様子が確認できます。

これ何？iOS13でTetherMeが読み込まれる？ #checkra1n pic.twitter.com/VG0fdopHhK

— サム・ビングナー（@sbingner）2019年10月31日

checkra1n関連のもう一つの興味深いツイートは、開発者の一人であるJames Bishop氏によるもので、checkra1nでジェイルブレイクされたデバイスでSubstrateセーフモードが動作する様子を披露しました。このツイートは、checkm8エクスプロイトを使用するデバイスでは、checkra1nはSubstituteに依存する必要がないことを示唆しています。しかし、これは驚くべきことではありません。Substituteが必要なのはA12以降のチップを搭載したデバイスのみであり、checkm8エクスプロイトはそもそもこれらのデバイスでは動作しないからです。

さらに、checkra1n脱獄のリードデベロッパーであるLuca Todesco氏も、iOS 13のホーム画面に複数のパッケージマネージャーが表示されている画像をツイートしました。脱獄したデバイスのホーム画面には、checkra1nアプリ、Cydia、Zebra、そしてInstallerパッケージマネージャーのアイコンが表示されています。以前のツイートでCydiaとZebraは確認されていますが、Todesco氏がiOS 13脱獄アプリでInstallerが動作している様子を公開したのは今回が初めてです。

Todescoのホーム画面に同時にインストールされている脱獄パッケージマネージャーの数を考えると、checkra1nの開発者はユーザーが脱獄ツールから直接好みのパッケージマネージャーをインストールできるようにするのだろうかと疑問に思わざるを得ません。もしそうなった場合、Chimera脱獄ツールのデフォルトパッケージマネージャーであるSileoも選択肢に加えられるのでしょうか？それは時が経てば分かるでしょう。